本記事は、次のような悩みにお答えします。
「NFTとメタバースって、これからどうなっていくの?」
「NFTとメタバースについて学びたいけど、何から始めたらいいんだろう?」
最近、「メタバース」や「NFT」というワードを耳にする機会が増えたのではないでしょうか。
「メタバース」とは、3Dアバターと呼ばれるキャラクターを活用することで、臨場感を得ることができる空間を意味します。
まるでその場にいるような感覚を得られるため、Zoomなどの会議よりも円滑なコミュニケーションを図ることが可能です。
一方で「NFT」とは、替えの効かないデジタルデータを意味します。
画像、楽曲、動画など、あらゆるデジタルデータのやり取りを、ブロックチェーンと呼ばれるデータベースに記録します。
では、メタバースとNFTの今後について、解説していきます。
メタバースとNFTの今後の展望
結論から言うと、NFTとメタバースの期待値は今後も高まっていきます。
理由として、メタバースで使用するアイテムが、NFTとして販売されているからです。
・キャラクター
・ゲーム内アイテム
・ゲームそのもの
など、実際にNFTとして販売されています。
メタバース×NFTは、ブロックチェーンゲーム(BCG)やNFTゲームと呼ばれることもあります。
下記の表で、代表的なNFTゲームを3つ挙げてみました。
①Axie Infinity(アクシー・インフィニティ):ポケモンのようなキャラを戦わせるゲーム
画像引用:Opensea
②The Sandbox(ザ・サンドボックス):オリジナルゲームの開発、キャラクターの作成ができるゲーム
画像引用:Opensea
③Enjin Craft(エンジン・クラフト):Minecraft(マインクラフト)内のキャラクターやアイテムをNFT化できるプラグイン
画像引用:Enjin
メタバースの領域では、ゲームとの相性が抜群に良いことがおわかりいただけたのではないでしょうか。
海外だけではなく、国内でも徐々にメタバースとNFTに関する動きは活発になっています。
具体例として、国内の大手企業もメタバースやNFTに参入し始めています。
①スクウェア・エニックス:NFTシールなどを販売し、即完売
②コインチェック(Oasis TOKYO):『The Sandbox』と共同で制作を進めるメタバース都市計画
③エイベックス・テクノロジーズ:『The Sandbox』と共同で「エイベックスランド」を制作
④KONAMI(コナミ):2022年10月にWeb3人材を大々的に求人開始
数年後にくるビッグウェーブに備えて、各企業のポジション取りが激化し始めています。
ただし、一つ注意点として「メタバース」では現時点で稼ぎづらいという事実があります。
理由は、時代を先取りしすぎているからです。
テクノロジーのトレンドを示す指標として、ガートナー社が発表した「ハイプ・サイクル」によると、メタバースは「黎明期」と判断しています。
かんたんに言うと、メタバースが一般層に浸透するまでに10年以上かかるという見解を示しています。
画像引用:Gatner
2022年5月以降、世界経済も低迷しているため、ビットコイン(BTC)を始めとする仮想通貨の価格も下落傾向にあります。
では、メタバースやNFTの領域に進むのは止めた方がいいのでしょうか。
メタバースとNFTの参入は止めた方がいいのか?
結論として、止めずに進むべきだと考えています。
特に「NFT」の領域こそ、注目すべきポイントです。
先ほどのガートナー社の「ハイプ・サイクル」によると、NFTは「幻滅期」と判断しています。
「幻滅期」という言葉に良い印象は受けませんが、過度な期待から抜け出して本格的に整備され始めた段階という意味です。
NFTが浸透するタイミングも、2年〜5年という見解を示しています。
また、NFTに対する市場の反応は、iPhoneやYou Tubeが出始めた状況と酷似しています。
「こんなに大きな電話は使わない」
「だれも、動画なんて観ない」
と言っていたのも束の間。
気がついたら、日常生活に溶け込んでいたと感じる方は多いはずです。
NFTやメタバースも、次世代のiPhoneやYou Tubeとなり得るポテンシャルを秘めています。
まとめ
本記事のまとめとして、メタバースとNFTは今後も期待値は高まっていくということをお伝えしました。
特にNFTの領域は、あと2〜5年後に当たり前の存在となっている可能性が非常に大きいです。
実際に国内のNFTを保有している人口は、2022年2月〜10月までの半年間にかけて1万人も増えています。
メタバースとNFTの相性も抜群です。
ぜひ、NFTの領域から体験してみてはいかがでしょうか。