みなさんこんにちは。
前回NFTとは何かについて解説をしましたが、そこで出てくるブロックチェーンについて今日は解説していきます。
前回のおさらい
まず、NFTのおさらいからです。
NFTとは、Non Fungible Tokenの略で、代替不可能なトークンということです。
つまり、
わかりやすく言えば替えが効かないお金(資産)ということですね。
野球選手のサイン付きのボールを想像してみてください。
普通の野球ボールは替えが効きますが、サイン付きのボールは世界に1つしかありませんよね。
なので、欲しい!という人が多くなり価値が高まるのです。
これは、
アーティストをサポートしよう!
という名目上始まったもので、
漫画家さんなどは、ネット上で公開した作品をみんながコピーできてしまうのでオリジナルである証明ができません。
サイン付きの野球ボールがいっぱいあるということですね。
しかしブロックチェーンの出現によってこれがオリジナルです!とネット上でもできるようになりました。
これが前回までのNFTです。
では、ここに出てくるブロックチェーンとはなんなのか?それを分かりやすく解説していきたいと思います。
ブロックチェーンとは
まず、ブロックチェーンとは
分散台帳によって「書き換え不可能」な
データを作る技術です。
分散台帳というのは、取引の記録が複数の場所に書き込まれることを意味します。
つまり、ブロックチェーンは、
「書き換えが実質不可能なデータ」を
作る技術というわけです。
でもちょっと分かりにくいですよね。
なので、上のことを踏まえた上でわかりやすい説明をすると
みんなが同じ通帳を持ってるところを想像してください。
AさんがBさんに振り込んだ、C銀行からDさんがお金をおろした。
自分以外の人の動きが全部見てるのです。
すると、
もし不正を誰かがした時には分かります。
みんなの通帳にみんなの動きが随時刻まれるということです。
主な活用例
では、ブロックチェーンとは具体的にどんなことに使われているのでしょうか。
ブロックチェーンの活用例は主に4つあります。
・暗号資産の発行
・製品のトラッキング管理
・インターネット投票などの行政システム
・権利、資産の管理
ではこれらについて説明していきます。
暗号資産の発行
まず、暗号資産の発行です。
暗号資産とは、ネット上で使える通貨、つまり仮想通貨です。
ブロックチェーンは偽造や改ざんが困難なので、通貨の発行に使うことができるのです。
製品のトラッキング管理
次に、製品のトラッキング管理です。
トラッキングとは、ユーザーの行動を追跡することです。
製造者、生産地などの偽造問題を改善するために
ブロックチェーンを使ったところ
どこで生産されたのか誰が作ったのかが改ざんされにくくなりました。
それによって食品や製品の信頼性が担保されやすくなったのです。
インターネット投票
3つ目にインターネット投票です。
今まで、
セキュリティ面と正確性の二点が課題となっていました。
つまり、投票結果の改ざんやなりすましなどの不正投票が懸念されていたわけです。
ここで、
ブロックチェーンを使うことでデータの改ざんの心配がなくなり、
マイナンバーカードを用いた本人確認をすることにより、不正投票を防ぐこともできるようになりました。
権利、資産の管理
最後に権利、資産の管理についてです。
これは冒頭で説明した通り
ブロックチェーンを用いて、著作権や来歴の管理を正確に行うことができるのです。
自分が作成したコンテンツの権利を証明し、偽造などから保護できるようになったわけです。
ここで企業による活用例をご紹介します。
アメリカの大手スーパーマーケット、「ウォルマート」による配送システムです。
こちらでは、食品の流通経路や検査証明などをデータで記録できる配送システム「Food Trust」を導入しています。
まとめ
ブロックチェーンとは
分散型台帳技術と呼ばれる技術の一種
ハッキングされにくく、偽造や改竄防止で使われています。
MetaShip では、これからもNFT に関連する情報をわかりやすくお届けしていきますので、今後ともよろしくお願いします!