本記事は、次のような悩みにお答えします。
「GameFi」ってなに?
どんなことができるの?
最近、「ゲームで稼ぐ」というワードを聞いたことはありませんか?
2022年前半にかけて、国内では「歩いて稼ぐ」というワードが話題となりました。
「STEPN(ステップン)」というアプリで、国内ユーザーは50万人以上といわれています。
画像引用:STEPN公式サイト
STEPNのように「ゲームをプレイして稼ぐ」というものを、「GameFi(ゲームファイ)」といいます。
GameFiは、GameとFinance(ファイナンス)を組み合わせた造語です。
他にも名称として
・Play to Earn(プレイ トゥ アーン)
・ブロックチェーンゲーム
・NFTゲーム
など数多く存在していますが、すべて同じ意味と捉えて問題ありません。
「ゲームで稼げるなんて、イメージができない…。」
といった方も、多いはずです。
本記事では、
・GameFiでの稼ぎ方
・GameFiを始める上で超えるべき課題
について、解説していきます。
ぜひ、読んでいただければ嬉しいです。
GameFiでの稼ぎ方
まず、GameFiで稼ぐ仕組みについて、人気ゲーム「スーパーマリオ」を例に解説します。
稼げるシステムをざっくりいうと、プレイ中にゲットできるコインが、ドルや日本円などの「法定通貨」と換金できるからです。
マリオがステージを進んでいく途中には、コインが落ちていますよね?
コインはゲーム内でカウントされ、データが保存されます。
GameFiの場合、コインが仮想通貨のため、
「どこで入手したか」
「いつ入手したか」
「どの仮想通貨を入手したか」
などの情報が、ゲームの枠を飛び越えてオンライン上に保存されます。
そして、ゲットした仮想通貨を換金するという流れが一般的です。
「NFT」と呼ばれる、ブロックチェーン上に保存する技術によって、価値の交換が可能となりました。
続いて、稼ぐ種類について解説します。
GameFiの種類
GameFiのように「ゲームで稼ぐ」種類は、主に3種類あります。
人気のゲーム名も合わせて、表にしてみました。
①育成型
②対戦型
③トレーディングカード型
上記の他にも、「メタバース型」というタイプがあります。
「メタバース型」とはプレイして稼ぐのではなく、「ゲームで利用する制作物」によって収益を得る方法です。
・キャラクター
・アイテム
・ゲームフィールド
上記すべて、NFT化することで売買が可能となります。
大手企業も参入している「The Sandbox」というゲームが、代表例といえるでしょう。
画像引用:Opensea
ゲーム内で、オリジナルゲームの開発やキャラクターの制作が可能です。
ゲーム内通貨はSAND(サンド)と呼ばれ、
・1SANDあたり110円
・時価総額ランキング46位
2022年10月時点で、上記のような価値がついています。
世界情勢が安定しない中でも価値を維持している点は、銘柄の安心感を表しているといえるでしょう。
The Sandboxが提供している土地NFT(SAND)を購入することで、不動産投資のような利用も可能です。
良いことずくめに見えGameFiですが、始める上での課題もあります。
始める上で超えるべき課題
GameFiを利用する上での課題として、3つが挙げられます。
①ネットワーク処理手数料
②初期費用の発生
③価格の下落リスク
大事なことなので、一つずつ解説します。
ネットワーク処理手数料
ゲームを進めるにあたって、ネットワークの処理手数料(ガス代)が発生します。
例えば、GameFiとして有名な「アクシー・インフィニティ」の場合です。
画像引用:Axie Infinity公式サイト
ポケモンのような育成&バトルができるのですが、進化するにあたって手数料が発生します。
ガス代は変動するものの、全盛期は0.005ETH(1,000〜2,000円)が発生しました。
内容が魅力的でも、ゲームをプレイする上での諸経費がかかりすぎるのは、参入にあたっての課題といえるでしょう。
初期費用の発生
GameFiの種類によって、初期費用が発生する場合があります。
冒頭で解説したSTEPNでは、NFTのシューズが10万円以上で売買されていました。
シューズがないとゲーム内で稼ぐ事ができないため、参入までのハードルは低いとはいえません。
ただし、最近では「元素騎士Online」など、初期費用が発生せずにプレイできるゲームも登場しました。
画像引用:元素騎士Onlineサイト
今後の盛り上がりによって、ソシャゲのように無料で遊べるゲームは増えてくるといえるでしょう。
価格の下落リスク
GameFiは、常に価格の下落リスクが伴います。
価格はゲームの人気と直結しやすく、流行の波が早いので値動きが激しいです。
実際にSTEPNで得られるGSTという仮想通貨は、半年間の間に「1,000→5円」という値動きも見せています。
値動きに惑わされないよう、ゲームそのものに楽しみも見出しておくことをオススメします。
まとめ
本記事では、GameFiでの稼ぎ方や始める上での課題について、解説しました。
GameFiは、先進的かつ今後も成長が期待できる分野です。
今後の盛り上がりによって、副業として選択肢の一つになるかもしれません。
ただし、参入するには常に情報を入手する必要があります。
複数のGameFiを選択せず、一つに絞ってプレイすることをオススメします。
ぜひ、日常生活を過ごしながらゲームで稼いでみてはいかがでしょうか?